▼ 胃が悪いと口臭が起こる?
「胃が悪いと口臭が強くなる」と言うことをよく聞いたりしますが、このようなことはほとんどありません。
口臭は、胃から直接出てくるものではありません。
食事した場合、約1時間位経つと、胃の中は空っぽになります。
しかし、早食いの癖がある人や、良く噛まないで食べる人は、食べた物と一緒に、大量の空気を飲みこむ場合が多く、胃の蠕動運動に伴い、ゲップの形で胃からガスとし出る事があります。
もしゲップの臭いが気になるようでしたら、口の中にいれる量を少な目にして、口を閉じた状態で20回以上噛むようにすれば、かなり改善されるといわれています。
そして「ゲップ」を勘違いしている人が多いようですが、これは口臭ではありません。
食道と胃の境界である噴門部は、食べ物が通過する時以外は、括約筋で閉じられていて、気管とのみつながっています。
消化器系などの病気で口臭が発生するのは食道癌、胃癌、食道狭窄などです。
胃潰瘍、胃炎、胃下垂などの胃の病気が原因で口臭が発生することは、まずありえません。
人と話をする場合、全て口呼吸ですので、口臭が発生するのは、この時だと思います。
それ以外で口臭が発生するのが考えられるのは、無意識に口呼吸をしている時でしょう。
例えばニンニク料理などを食べた場合、ニンニクに含まれる臭い物質が、血液→肺、そしてガス交換されて呼気として発せられることになります。
これは、血液から唾液に溶けこむことによって発生するものであり、胃からは発生していないのです。
口臭は、ある種の基礎疾患や、体全体の不調の信号である事が多いと考えましょう。そして、そのようなときは、心身を休め規則正しい生活をおくるように心がけましょう。
どうしても口臭が気になる場合は、まずは歯科医院で相談してみてください。